ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方

  • オライリージャパン (2021年4月26日発売)
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感想 : 56
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いわゆる「ユニコーン」企業が従来型のエンタープライズ企業と何が違うのか、という点を紐解いた本書は、オライリー発の書籍であることもあってまずはエンジニアたちが手にとるだろう。しかし、その射程はリーダー層、経営層も見据えたものだ。

目的を与える。権限を与える。目次を読むだけでも、自律を促し、権限を与え、信頼関係でつながることを重要な価値観としていることが伝わってくる。どうだろう、「えぇ、自律と権限と信頼が大切だって?」と腰を抜かしただろうか。「ユニコーンはそんなことを大切にしているのか・・・まったく気が付かなかった」と膝を打っただろうか。おそらくそうではないだろう。「わりと当たり前のことを言ってるな」と思ったのではないだろうか。

そう、当たり前のことを大切にしているのだ。だが、その当たり前のことを大切にすることは、自分たちはできているだろうか。
そう問いかけてくるような本書には、実際に「ユニコーン」であるところのSpotifyにおける事例をコアとして具体的な行動例もいくつか紹介されている。フィーチャーフラグやリリーストレインといったものは、エンジニアにとっても馴染み深いだろう。


くわしい感想はこちら。
https://note.com/dora_e_m/n/nd19967534e0d

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月26日
読了日 : 2021年4月26日
本棚登録日 : 2021年4月26日

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