ソラニン (1) (ヤングサンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2005年12月5日発売)
3.89
  • (1044)
  • (749)
  • (1086)
  • (90)
  • (33)
本棚登録 : 6507
感想 : 765
4

思い出しレビューシリーズ。

映画「ソラニン」を観終わったあとに読む。
と、映画ではしょられた部分とか、わかりにくかった部分がより明確に想像できるようになった。

映画が「恋愛」に重きを置いたかんじの構成だったのに比べて、原作はもっと、なんてゆうか「生き方」的なものに重きを置いてたんかな、と。

映画を観て、ずっとひっかかってた
「種田は最期になんて思ったんやろ?」っていう疑問。
普通の「恋愛映画」なら、あのとき種田は事故に合わなかっただろう。

あのとき、種田の頭の中をいっぱいにしていたのは、明らかに「芽衣子」ではなく、音楽とか芽衣子とか仕事とか友情とかすべてをひっくるめた「人生」「生き方」に対する迷いやった気がする。

普通の僕らの、普通の恋愛や普通の青春や普通の悩みを等身大で描いた作品。おなじ気持ちで、社会のあわいを生きてるひと、多いはず!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2010年9月10日
読了日 : 2010年9月10日
本棚登録日 : 2010年9月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする