日本宗教の歴史のイメージをとりあえずふんわりと抑えるという意味において、本書の持っている力というのは絶大だと思う。
無論、新書という形態をとっている以上、細かいところまでは言及されてはいないし別の見方もあるのだろう。
けれど、日本における「宗教」概念がどのように形成されてきたのか、そしてどのような実態があったのかを振り返るためには、本書のような存在が欠かせない。
宗教学をやっている人にかぎらず、日本の思想に興味がある人は読んでみても決して損はしない一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
また読み返したい本
- 感想投稿日 : 2012年9月3日
- 読了日 : 2012年9月3日
- 本棚登録日 : 2012年9月1日
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