生まれたままの私を

著者 :
  • 幻冬舎 (2011年9月22日発売)
2.61
  • (1)
  • (10)
  • (22)
  • (20)
  • (8)
本棚登録 : 153
感想 : 25
2

薄いので、二時間くらいで読み終わりました。

歌の歌詞かと思ったら目次だった、あのアイディアはとてもよいと思った。

ただ、どうしても彼女の歌のような、くるくる場面の移り変わる内容のように感じた。

主人公ミクの作品は、まさにこの作品のことではないかと思う。
万人には受けないが、心に訴えかけてくる孤独や暗い部分、審査員はそれが嫌だった。私も、それが嫌だった。

彼女の唄に出てくる女性は細部は違えど、いずれも狂おしいほどの好きな気持ちを抱えている共通点を持っていると思うのだが、それも毎回だと、気持ちが重くなってしまう。

恋愛の付き合い、人間の付き合いとも同じで、小説との付き合いも鬱陶しくなるものなんだと思った。

私には、少しの物語も書けやしないけれど、率直な感想を述べさせてもらった。

加藤ミリヤさんが、この作品に私が感じる重苦しい思いで病んでいないことを願う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恋愛
感想投稿日 : 2012年3月24日
読了日 : 2012年3月24日
本棚登録日 : 2011年11月25日

みんなの感想をみる

コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/05/29

「歌の歌詞かと思ったら目次だった」
作詞・作曲される方なんですね、最近の歌は知らないので、私には全く未知の方。。。

辛い話のようですが、それがクリエーターには必要なのかなぁ~

ツイートする