竹取物語 (岩波文庫 黄 7-1)

著者 :
  • 岩波書店 (1970年8月17日発売)
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本棚登録 : 316
感想 : 21
4

アニメや映画は原作を読む派、ということで。
学生時代に変体仮名の授業で、江戸時代の物語本を読んでいたので内容はほぼ覚えていました。
凡例から注釈までじっくり読んでも60ページくらいなので、すぐ読めた。文学部専攻として、竹取物語くらいは教科書の抜粋だけでなく全部知っておきたい。

古今東西、日本人なら誰でも知っている竹取物語、かぐや姫の常人離れした美しさ、ユーモアあり、どうなるか分からない(結末は知っているわけだけど)展開や難題、登場人物が非常に人間くさく、素朴でいて今も楽しめる。

皮衣が「めらめら」燃えるという表現に、千年より前に成立した話が今でもほぼ言葉やオノマトペの感覚が同じなんだな、と感動した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 書籍
感想投稿日 : 2018年6月2日
読了日 : 2018年6月2日
本棚登録日 : 2018年6月2日

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