猫は独りでもさみしくないなんて、誰が云ったのだろう。
ある港町を舞台に、心に寂しさをかかえた魔女たち、と
猫たちの織りなす物語。
魔女となった彼女たちにだけ、猫は少年の姿であらわれます。
9つの命をもつという猫伝説もふまえながら、
猫(少年)の記憶にある幾人かの魔女たちのお話も時系列を超えて語られていきます。
魔女との暮しは長かったり短かったりさまざまですが
その不思議な関係は少し恋人にも似ているのです。
そっけないけれどでも、そばにいてくれる猫たち。
魔女たちがいなくなるとき、長い眠りについてはひとつ、命をなくしていく設定はファンタジックですがとても可哀相…。
猫たち、そして魔女たちが愛おしくなります。
むかし、少女だったころに習い事の帰り道にいつも逢う猫がいたことを思い出しました。もしかして、私も魔女の素質あったのかも。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
comic
- 感想投稿日 : 2013年9月9日
- 読了日 : 2013年9月9日
- 本棚登録日 : 2013年9月9日
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