対談に挟まれる心の声という構築が斬新。著者の心配とは裏腹に大変読みやすい作品だった。
一章での土台作り 二,三章でのデモンストレーション、そして【テレビマニア】をトリガーにした怒涛の伏線祭りに後半の畳み掛けが凄い。
さすがは元お笑い芸人 、リズムが気持ち良い。SMLの小ネタやまるですれ違い漫才を見ているかの様で、口角を上げながら楽しんでいた。
後半の急激に濃ゆくなるミステリ感との温度差には、構えていなかった自分の背中にピシッと喝を入れられる。急いで今までの完全ノーマークだった伏線達を纏めるのに必死だったがこれもまた楽しい。
面白かったです!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本作家
- 感想投稿日 : 2020年11月23日
- 読了日 : 2020年11月23日
- 本棚登録日 : 2020年11月23日
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