ドイツの幻想は人間の気持ちの迷いを「物語」に投影する。マイリンクの「壜の上の男」なんかから「幻想小説を楽しむ人」への客観的な視野を読まされると背筋がゾッとする。彼の入れ子構造のせいでこちら側まで舞台にいる気がする。他の作者による「C・3・3」のようなパラレルワールドは、敬愛の念が伝わってくるようで好き。
怪奇小説といっていいくらいだけど、名前が名前なので幻想へ追加。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
オアシス(幻想
- 感想投稿日 : 2014年12月11日
- 読了日 : 2014年12月11日
- 本棚登録日 : 2014年10月17日
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