お正月が近づくとなにかと目や耳にすることが多い小倉百人一首。三十一文字の和歌の響きを聞いても、情景を目に浮かべるのはなかなか難しいものです。本書は作者が百人一首の中から選んだ句に、平安の人々の政権争いや恋など人間模様を絡めつつ、オリジナルのストーリーをつけたものです。一般的な入門書とは趣が違いますが、背景がイメージできるので百人一首に苦手意識を持っている人にぴったりです。このシリーズは他にも古事記、平家物語、今昔物語など古典10作を、人気作家が読みやすくストーリー化しています。
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中学生から
- 感想投稿日 : 2016年7月16日
- 本棚登録日 : 2016年6月8日
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