交通事故で片足損失したスプリンターの女性の不屈の根性を描くミステリー小説。
前知識なしで読み始めたら、犬養刑事や御子柴弁護士がでてきてうれしい誤算です。
最近の著者の傾向である時事問題が結構盛り込まれていました。
危険運転、障害者アスリートなどなど、被害者が救われない現実に対してエールのような気がしました。
主人公への周りの協力はご都合主義的な感じもしますが、これぐらいうまく進まないとイライラしちゃうかもしれませんね。
ミステリーの部分は御子柴が絡んでいたのである程度予測できましたが、トリックは現代の技術からありえそうで納得したものの、犯行後にそこまでできるかはちょっと無理がありそうな感じです。
それにしても御子柴は法曹界のブラックジャックという感じですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年2月6日
- 読了日 : 2017年2月6日
- 本棚登録日 : 2017年1月31日
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