真夏の雷管

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2017年7月13日発売)
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本棚登録 : 305
感想 : 45
4

道警シリーズ第8弾。

このシリーズは骨太でクオリティも高いと思います。
今回は札幌市を舞台に佐伯と小島がそれぞれかかわる事件が交わって大きな事件に発展するというサスペンスの醍醐味がありました。
電車トリックは西村京太郎バリの緻密さで、時刻表がほしかったです。
犯人の行動を読むところは、レギュラーメンバー贔屓の感もありますが、展開は納得です。
レギュラーの変化がマンネリを打破していると思いますので、佐伯と小島の関係もさらなる発展はないものの気になりますし、新宮が落ち着いてきてしまったのがちょっと寂しいです。
事件に関しては、犯人の最後の犯行の目的が良くわからないのが残念でした。
治作も期待です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年7月28日
読了日 : 2017年7月28日
本棚登録日 : 2017年7月28日

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