魔女の宅急便 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2013年4月25日発売)
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本棚登録 : 2198
感想 : 186
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単行本で集めてました。
1巻を買ったときはまだ子供だったのに。
気付いたら、自分の働いたお金で続きを買っていました。

文庫化にあたって、一番心配だったのは挿絵のことで。
私は林さんの絵が一番好きで、でも佐竹さんのファンでもあるのでどっちかがいいなと思っていたんですが、違いました。
ちょっと『いまふう』というか。少し苦手なタイプの絵でしたが、綺麗だし、何より挿画のジジが可愛いのでとりあえず全然許容範囲でした。

ジブリ映画のような盛り上がりはないですが、映画と同じようにキキは頑張って、映画よりもゆったりと毎日がすぎてゆく感じです。
つい映画と比べてしまいますが、それはなんか違うかもしれません。かといって、別ものというわけでもない気がします。
一人の女の子が、親元を離れ別の町に来て、悩んだり喜んだり困ったりしながら一歩ずつ進んでいくのは変わらないので。

実は久しぶりに読みましたが、やっぱり好きだなぁと思いました。
働く女の子とか、知らない町に一人でやってきて仕事を始める女の子とか、それを支える老若男女とか同世代の男の子との淡い恋とか、そういうの大好物なんですが。そういえば、これが原点かもしれない。と、ふと思いました。

ちなみに、他のそういう作品の代表格は『エリーのアトリエ』と『アニーのアトリエ』です。あと竹本泉さんの魔女話にもそういうのあったな…
魔女に弱い。今も昔も。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2013年4月29日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年4月29日

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