新装版 隣りの女 (文春文庫) (文春文庫 む 1-22)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年11月10日発売)
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本棚登録 : 1194
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最後の短編「春が来た」はテレビドラマで観たのを覚えてました。
桃井かおりさんがヒロインで、最初の喫茶店でコーヒーに砂糖を入れたあと、そのスプーンを舐める仕草がなんだか話してる内容と合わないぞと思ってたら、それがミエであったわけで……なるほど、そのためのスプーン舐めなのか?とすごく納得したのでおよそ40年以上も前のドラマを今でも覚えてました。あとのディテールはすっかり忘れてて、とっても良き確認となりました。
それにしても「父の詫び状」とはテイストの違う内容に驚きつつも、何を書いても上手な方だなぁと感心しきりでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内エンターテイメント小説
感想投稿日 : 2023年10月19日
読了日 : 2023年10月19日
本棚登録日 : 2023年9月30日

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