タイトル通りの欲があったので購入。高校でつまずいてから数学には苦手意識しかないのだが、苦手なりにもう一度勉強したかった。
本書では5、6時間で「数や式」「グラフ」「図形」という3つの分野を学んでいくのだが、二次方程式というボスさえ理解できれば全て理解できるとのこと。「論理を言葉で書いたのが国語で、記号で書いたのが数学」「わからないの原因は何がゴールかわからないため」という西成先生の話でこじらせていた数学アレルギーが少し治まった気がした。
ノートをとりながら一通りやってみたのだが、やはり図形は難しい。二点を結ぶまでは理解できるのだが、三点を結んで三角形にされると脳からプスプス音がした。でも、やり続けると思考体力がつく実感があるし、ピタゴラスの定理の証明を自分で写していって、初めて証明が美しいと思えた。
あとiPhoneの電卓アプリを横に傾けたら関数電卓になるとわかったのが感動だった。
本書のおかげで、学生の時から断片的だった中学数学がちゃんとつながった気がする。著者にお礼を言いたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
理系
- 感想投稿日 : 2020年10月24日
- 読了日 : 2020年10月24日
- 本棚登録日 : 2020年10月24日
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