ダニエル・ホーソーン現る!
と、これくらいダサダサだと俄然読む気が湧いてくるから不思議ですよね。
いやとてもいいタイトルだと思いますけどね、メインテーマは殺人。
すごく端的に作者の信条を現しているようでいて、顛末を見ると少しねじれている。
しかし見事な探偵小説。こちらから読んで良かったんだろうな、という気もする。
犯人当てミステリの教本にしてもいいなじゃないかってくらい丁寧な筆致は、現国の問題みたいに解答はすべて本文の中にあるフェアプレー。特殊な知識は特に必要とせず、必要だとしてもそれはきちんと説明されていて、まぁでもちょっと、あぁ解かせてくれているなぁ、と思ってしまうくらいにはイージーなのかもしれないけれど、そこは国語得意だったし、と納得しておきます。
☆3.6。
さてさてお次はなににしようかな?
ぁあ、カササギの鳴く声がするなぁ…
ところでブクログ検索に電子書籍版しか引っ掛からないんだけどなんでだろう?
文庫で読みました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2020年6月10日
- 読了日 : 2020年6月9日
- 本棚登録日 : 2020年6月10日
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