現代では、「好きな仕事」「やりたい仕事」をやれという言葉を頻繁に耳にするが、それに対して否定的な内容であることが意外だった。
丁稚奉公という古い考え方を大事にし、必死に働いているうちにいずれ自分のやりたいことがわかってくる、というもの。
また、飛行機もたまにはビジネスクラスに乗る、ホテルもハイアットに宿泊するといった自分への投資も必要。
そうした自己投資によって、一流のサービスとは何かに気づくし、ふだんの自分とは異なる視点でものを見、考えることができる。
最も印象的だったのは、取り上げられている人物のひとりであるS社長の言葉。
「自分は学歴もないし、何もできない。できるのは気遣いだけですから」
ビジネスで成功した後も周りの人への気遣いを忘れることなく、このように謙虚な姿勢でいられるのはとても魅力的だと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2012年3月20日
- 読了日 : 2012年3月7日
- 本棚登録日 : 2012年1月9日
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