絵本に詳しい保育士の友人から安野光雅さんの旅の絵本を紹介してもらった。
その後ブクログの本棚を眺めていたらこちらの本があったので図書館で取り寄せ。
表紙のいろんな表情の豊かな子どもたちが可愛らしい。安野さんの愛溢れる優しい眼差しが感じられる。
「子ども」「学ぶこと」「考えること」について、子どもに関わる全ての人に向けたエッセイ。
文章が簡潔で本当に美しい。
駄菓子屋の賭博性のある面白さ不衛生の、あやしい、忘れられない子どもの世界として触れていて、ああ、駄菓子屋さんに行きたい。叔父が駄菓子屋を昔していたので懐かしく感じた。
読書と旅についてやひとりのすすめなど、じんわり心に響く内容でした。
昨年末に逝去されたと知らず、これから絵本もじっくり見ていこうと思った。
機会があれば美術館も行ってみたい。
覚書
本を読むこと
読むスピードとの関係も大切で、目が文字を追う動作なので、これは運動神経だ
本を介して、作者と、時代も世界もこえた会話ができます
本を読むことと自分で考えることはつながっている
本を読むのと同時に、旅にでるといい
本を読むことは心の体操
学ぶこと
自分で学ばなければ、何にもならない
くらべてかんがえるではどこがちがうかを考えるのですが、それは一方でどこが同じかを考えることでもある
美術作品は、文化が凝集されている
スケッチをするのは、景色とのお見合いだ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2021年11月3日
- 読了日 : 2022年2月13日
- 本棚登録日 : 2021年11月3日
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