この人の作品はデビュー作の『リカ』から読んでおります。
歴史物やホラーや青春物やサスペンス等々、幅広い作風で人気の作家です。
文章も良いしストーリーも良い。これでもう少し多作だったら良いんだけど、それでもレベルが下がるよりはいいかな?なのです。
で、この『パパとムスメの7日間』。
よくある『とりかえばや物語』の現代版です。
アイディアとしてはそんなに斬新なものではないですが、作品のテンポが良かったです。
ムスメにやりこめられるお父ちゃんがいいかんじです。
でもやりこめられてもムスメとコミュニケーションをとれることを喜んでいるお父ちゃん。なかなか可愛いのですが、でも、もうこのお父ちゃんと非常に近い年齢になってしまっている自分が、…、ってかんじです。
話は良いテンポで進んでいき、ムスメががんばって、お父ちゃんも会社で良いかんじになります。
やっぱり初心を忘れないで仕事するって重要ですね。
まぁこんなかんじにはいかないですが、これはこれってコトで…。
非常に楽しめた作品でした。
また次新しいのが出たらゲットしませう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年5月5日
- 読了日 : 2011年4月12日
- 本棚登録日 : 2011年4月12日
みんなの感想をみる