読み終わって思うのは、この作品を更に凌駕する小説をすぐさま書いて本屋大賞を連続受賞する、ということの凄まじさ。
それくらいこの物語には衝撃を受けた。
小児性愛とかDVとか、それだけで心が重苦しくなるような辛い環境が舞台。
家族、両親の偏った愛情ゆえの苦しみ。
セックスを度外視した、他人には理解が及ばないような男女の関係。こういういわば過酷な状況に置かれた登場人物たちを実に見事に描いていく。
個人的に最高に大好きな映画「トゥルー・ロマンス」が小さく無い位置を占めていて、また久しぶりに見返したくなった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月25日
- 読了日 : 2023年4月27日
- 本棚登録日 : 2023年4月27日
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