いちいち、安倍現総理のことを「美しい国へ、の著者は…」と書くあたり憎悪がさらけ出されているが、それを裏書きするように今風の愛国心を表す論評としてそのほかに「国家の品格」などの質が粗雑なベストセラー本のみを抽出し、反論として大物の名文句を引っ張り出すのはちょっとずるいんじゃないかと(笑)右翼は感情的であり左翼は論理的だという言説をたまに見るが、それに基づいたようなところがあるね。若者の愛国については、萱野稔人が労働力のパイを切り口に語ったものがとても分かりやすく、それに比べると本書の方が遥かに情緒に訴えている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会系
- 感想投稿日 : 2018年2月4日
- 読了日 : 2018年2月4日
- 本棚登録日 : 2018年2月4日
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