乃木希典 (文春文庫 ふ 12-6)

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  • 文藝春秋 (2007年8月3日発売)
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感想 : 17
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司馬史観による乃木希典像を改め、日本の進むべき道で彼が演じたことこそが美しく、評価すべき点である、という内容で、文献もなんちゅー数があるんでしょう、と思いましたが、ちょうどこないだ司馬遼太郎の殉死を読んだので、あとがきにある右派ぽい人の解説が、こうした乃木希典をめぐるアカデミックの動きがどのようなものであるか非常にわかりやすく書いてありますね。それにしても事象だけとってみれば名前が上がらぬ人物がこれほど長く議論の対象となるのは、当時殉死したことがいかにセンセーショナルだったかにおわせますね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会系
感想投稿日 : 2017年1月14日
読了日 : 2017年1月14日
本棚登録日 : 2017年1月14日

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