昭和初期、憲兵隊の主人公が、飛行機乗りだった父親の墜落死の真相を追う。軍部が台頭してきた時代を背景に5・15事件などをからめた、かなり重厚な話。登場人物も淡々としているんだけどアジがあり、一癖二癖ありそうで、興味をそそられた。また、軍用機採用のため、ライバル会社による陰謀があったという、内容もありなん。と思う。ただ終わり方がちょっとすっきりしない。またよくあるパターンだけど、現代の主人公が過去を探っていくんだけど、その流れがちょっと不自然。 あとヒロイン的な扶美さんが突然でてこなくなるのも残念。
とはいいつつ、結構飲めりこめた。もうちょっと三咲さんさんの作品は読んでみたい。
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- 感想投稿日 : 2013年10月23日
- 読了日 : 2013年10月23日
- 本棚登録日 : 2013年10月23日
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