ナラタージュ

著者 :
  • 角川書店 (2005年2月28日発売)
3.64
  • (686)
  • (673)
  • (1151)
  • (175)
  • (61)
本棚登録 : 4828
感想 : 1041
4

あまりにも有名で今まで読まなかったが、とうとう読んでしまった。

繊細で脆くて、時に恐ろしい。
こんな風に女性なら誰しも直面するかもしれない問題にアプローチするのは、やっぱり島本理生さんだなと感じました。


私にも忘れられない先生がいます。
高校生の時の家庭教師の先生です。

好きだと言ってくれても、ずっと名前のない関係でした。
それでも良いと思えるほど好きでした。

いつも会いたいと言うのは私。
このままではだめだと連絡を絶って1年後、彼から連絡がありました。

久しぶりに会う彼は、まるで私と何もなかったみたいに恋愛について聞いてきました。
そして、3年後お互い結婚してなかったらまた会おうと言いました。

どんな気持ちでそんなことを言うのでしょう。


どこかでやっぱり忘れられない人です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月9日
読了日 : 2022年11月9日
本棚登録日 : 2022年11月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする