古ーい本だが、著名研究者達の考え方や若手への思いが伝わる好著。多くが一線を退き、編者含め鬼籍に入られた方も出てきている中、現在の日本の科学技術の背景と,今後の奮起を伝えるに最適な書である。
注はあるがインタビューそのままのため一部は難解であり、理系の研究に身を置いた者しか共感できないことも含まれているが、読みやすいように丸めるより思いがダイレクトに伝わり良いと私は思った。子供に読ませ、科学や時代の背景を知る親が横で話を添えてあげれば、その子がその後伸びていくきっかけとしてくれるのではないか、そう感じさせてくれた本である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年10月28日
- 読了日 : 2024年1月8日
- 本棚登録日 : 2023年9月29日
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