脳性まひのリハビリの内容で、タイトルから期待した内容ではなかった。
同じことを繰り返し述べているだけで、中身としても浅い。
自分の行っているリハビリ団体の宣伝という位置づけの本なのかな、と思ってしまった。
そして、古い。
1998年の本だからだろうか、著者が年配の方だからだろうか、今やそんなことわかってるよ、ということがほとんどだったように思う。
当時、リハビリという概念が薄かった時代に、この方法を開拓した、ということに意義があるのだろう。
ひとつ、参考になったのは、P100 の、筋の弛緩を、あんまや指圧などの物理的・薬物的・外科的手術に依存すると、その場限りの筋弛緩には役立つが、刺激がなくなれば元に戻る、かえって刺激に対する体の体制も高まってしまう。
だから、自分で弛める自己弛緩が大切だ、というところ。
これは、脳性まひの人に限ったことではないかもしれない、と思った。
【memo】
脳性まひの人の体は、訓練によって動くようになってゆく。
動かさないと、どんどん動かなくなる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
4・自然科学・数学・生物・物理・化学・天文学
- 感想投稿日 : 2020年7月21日
- 読了日 : 2020年7月21日
- 本棚登録日 : 2020年7月20日
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