久しぶりに読み返した。
厳しい言い方かもしれないけれど、大五郎は自分を障害者だとは思っていなかっただろう。
だから、障害に甘えなかったのだろう。
人間は、他者と自分を比較しがちで、
それゆえに自分自身も己に障害者というレッテルを貼りがちなのではないのだろうか。
かわいそうではない障害者。
普通の障害者。
20年くらい前よりは、そういった感覚が広まってきたように感じる。
心のバリアフリーが、もっともっと進めば、もっと豊かな社会になるだろう。
そんな社会を夢見て。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
9・文学
- 感想投稿日 : 2014年7月29日
- 読了日 : 2014年7月29日
- 本棚登録日 : 2014年7月29日
みんなの感想をみる