人生の50冊 プロデューサー編 ベスト5
SF映画の金字塔に隠されたプロデューサーとクリエイターの対立
「ディレクターズカット」という美名の裏には壮絶な対立がある。
つまり公開された作品はプロデューサーカットであり、
監督にとっては不本意なバージョンだったという事実がその言葉に隠されているからだ。
本書は「ディレクターズカット」ブームの先駆けとなったリドリー・スコットの初期の傑作の舞台裏を
現場での監督反対ストライキなどを含めて丹念にあぶり出している。
ハリソン・フォードのナレーションのある公開バージョンと観客の想像に委ねるディレクターズカットバージョンの
二つのバージョンには、ヒットのための熾烈な争いが秘められていた。
時にプロデューサーは非情にならななければいけない。
ディレクターやクリエイターの意見を覆してもヒットのために、資金回収のために、
切り捨てなければならない要素を果断に切り捨てなければならない。
君にその決断が出来るか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス書
- 感想投稿日 : 2013年9月6日
- 読了日 : 2013年9月6日
- 本棚登録日 : 2013年9月6日
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