「ツレはパパ1年生」3
著者 細川貂々
出版 朝日文庫
p126より引用
“コドモは都会ではお呼びじゃないのだ。
というか、男アグネスよろしく子供を連れてビジネスエリアに
足を踏み入れるほうがどうかしているのかもしれない。”
漫画家である著者による、
著者夫婦の育児体験を描いた一冊。
子供が生まれた直後から離乳食を食べ始める辺りまで、
育児の難しさをほのぼのとした絵柄で書かれています。
上記の引用は、
著者の夫ことツレさんのコラムの中の一文。
将来いつどのような形でお客になるかわからない、
しかも長く付き合うかも知れない子供なのに、
そのような対応でいいのでしょうか?
子供は自然であるとして、
自然を排除することで都会は出来ているとは、
養老孟司氏の著作に書かれていたように思い出しました。
ウツから回復され、
子供が生まれて元気にされているところを読むと、
知り合いでもないのにほっとしてしまいました。
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読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年2月10日
- 読了日 : 2012年2月10日
- 本棚登録日 : 2012年2月10日
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