読書録「少年のオキテ」3
著者 原田宗典
出版 集英社
p72より引用
“今では髭剃りの剃り味がずいぶん良くなったから、肌を傷つけ
ることも少なくなったけれど、当時のお父さんたちは顔のあちこ
ちから血を流しつつ洗面所を後にすることが多かったように思う。
”
コピーライター、エッセイスト、小説家、劇作家と多方面で活
躍する著者による、子供時代の思い出をもとにしたエッセイ集。
お酒についてから探検についてまで、面白おかしく書かれてい
ます。
上記の引用は、著者の父親の髭剃りについて書かれた部分の一
文。剃り味が良くなった原因は、多分刃の切れ味の向上と共に、
刃の枚数が増えたことによる所が大きいのではないでしょうか。
それでも時々血が出ることがあるのですから、結局上手く髭を剃
る為には、日頃から肌の手入れをして凹凸を少なくするのがコツ
かもしれません。
エロに関する話など、今の子供は共感しにくい部分もあるので
はないでしょうか。ネットの使い方が解れば手に入れ放題でしょ
うから。ただ、いくらでも見ることが出来ると早い段階で刺激が
足りなくなったり、足がつきやすいのが難点かもしれません。
河原でエロ本を拾っているくらいなら、直接目撃される以外に証
拠が残りにくいのではないかと思います。
まぁネットは、証拠隠滅のため情報技術が上達して、将来役に立
つかもしれませんが。
ーーーーー
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
は行
- 感想投稿日 : 2013年7月15日
- 読了日 : 2013年7月15日
- 本棚登録日 : 2013年7月15日
みんなの感想をみる