くだもの栄養学 (新潮文庫 か 21-3)

著者 :
  • 新潮社 (1990年1月1日発売)
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感想 : 1
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「くだもの栄養学」5

著者 川島四郎
出版 新潮社

p46より引用
“別ないい方をするなら、アメリカの果物産地の分布図を見て、
移住民族の分布がわかるわけである。”

食糧学者である著者による、
果物の美味しさをそれぞれのエピソードと共に紹介する一冊。
果物の栄養からその薬効まで、
当時の果物に関する資料と共に書かれています。

上記の引用は、
人種と果物についての項の中の一文。
やはり先祖代々食べてきた物から、
離れる事は出来ないのではないでしょうか。
それならば、
他の国が先祖代々食べてきた物に対して、
同じように考えられそうなものだと思うのですが。
食糧と経済の関係は、
本当に難しい問題のようです。
p214で人造バターという表記が出てきますが、
多分マーガリンの事なのではと思います。
初出は昭和56年、
この当時はこの言い方が一般的だったのでしょうか?
この名前だとSFっぽくてかっこいいとは思いますが、
正直美味しそうではありません。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: か行
感想投稿日 : 2011年10月20日
読了日 : 2011年10月20日
本棚登録日 : 2011年10月20日

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