「たべもの心得帖」4
著者 川島四郎
出版 新潮社
p202より引用
“団体でとる折詰弁当などで中毒にかかった人も、吐いたり下し
たりする人もあればなんともない人もいます。まず受け入れ態勢
自体を平素から強くしておくことが一番肝心です。”
食糧学者である著者による、本人が普段からしている食生活に
ついて書き綴った一冊。
アフリカの食生活についてから寒天を使った減量についてまで、
すぐにでも真似したくなる様な知恵が紹介されています。
上記の引用は、シジミについて書かれた項の一文。
かつて水質汚染が問題になった時、貝の食べ過ぎで死人が出た言
を受けての一文です。亡くなった方は、ご飯の代わりにアサリを
茶碗に何杯も食べていたらしいです。何事もやり過ぎは良くない
ということだと思いました。
これからの季節食中毒が増える時期です、内蔵を鍛えるのは筋
肉のように目に見えて効果がわからなくて難しいと思いますが、
多少傷んでいても平気でいられるようなお腹に出来たらいいなと
思います。鍛えるのが難しいなら、傷んでいる食べ物がわかるよ
うに鼻や舌の感覚を鋭く保つようにしたいものだと思います。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
か行
- 感想投稿日 : 2012年7月11日
- 読了日 : 2012年7月11日
- 本棚登録日 : 2012年7月11日
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