「イギリスはおいしい2」3
著者 林望
出版 文藝春秋
p148より引用
“最初に、酸辣湯を喫した。
そうして、私はほとんど椅子から飛び上がりそうになった。
その味たるや、
まったく酢を生で飲むに等しいような塩梅だったからである。”
近世国文学者でエッセイストである著者による、
イギリスを車で走りながら見た風景などを描いた一冊。
古城から食べた料理まで、
数多くの写真とおだやかな文章で綴られています。
上記の引用は、
レイバーンという街での食事を描いた中の一文。
それだけ酢がきついと、
丼に口をつける前に酢の臭いでむせて食べられなさそうです。
カラー白黒合わせて非常に多くの写真が掲載されており、
写真を眺めるだけで楽しい一冊です。
特に建物の写真を見ていると、
使われている材料が全く違っていていかにも外国という感じで、
特に古城の写真などはRPGの背景そのままで、
ゲーム好きにも楽しい一冊かも知れません。
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読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年1月30日
- 読了日 : 2012年1月30日
- 本棚登録日 : 2012年1月30日
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