デトロイト・メタル・シティ (3) (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社 (2007年4月27日発売)
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感想 : 44
3

読書録「デトロイト・メタル・シティ3」3

著者 若杉公徳
出版 白泉社

p67より引用
“チッ せっかく寝てたのに
気持ち悪い声で起こされちまった”

目次より抜粋引用
“RECEPTION
 PROJECT
 PATISSIER
 PERFORMANCE”

 自分の望む音楽と現実に周囲から求められ
て認められる音楽との差異に悩むバンドマン
を主人公とした、青春メタルバンド物語。
 メタルの帝王の座と伝説のギターを引き継
いだ主人公・崇一が所属する音楽事務所に、
前帝王から直筆の手紙が届いた。前帝王の娘
が会いに行くという内容に対し、主人公・崇
一はDMCのクラウザーとして接待をすることと
なり…。
 上記の引用は、主人公・崇一が自分のやり
たい音楽の練習を講演でしている時の、昼寝
していたサラリーマンらしき人物の台詞。
仕事をさぼっている様子の人に、こんなこと
を言われる筋合いも無い気がしますが…。公
共の場での振る舞いは、節度を弁えるように
したいものですね。
 うっかりフェスに出場することになったり、
フリマで一悶着あったりと、てんやわんやな
第三巻。大体がクラウザーとしての行動の結
果ですので、まあ自業自得なのではないでしょ
うか。しかしそれらが、DMCのコアファンの心
を掴んで離さないのですから、主人公・崇一
はカリスマで天才なのでしょうね。
 人を選ぶ作品でしょうが、読まず嫌いのま
ま終わるのももったいないと思われます。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: わ行
感想投稿日 : 2021年10月17日
読了日 : 2021年10月17日
本棚登録日 : 2021年10月17日

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