日本科学の先駆者高峰譲吉: アドレナリン発見物語 (岩波ジュニア新書 375)

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  • 岩波書店 (2001年6月20日発売)
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 「池田菊苗 うま味の素「グルタミン酸」発見(清水洋美著)」からの流れ読み、図書館で借りた。グルタミン酸を発見して製品化した池田菊苗(1864-1936)とほぼ同時代の科学者兼実業家、高峰譲吉(1854-1922)。
譲吉氏はジアスターゼをアスペルギルス・オリゼに産生させて「タカジアスターゼ」(商品名)として、また結晶精製に成功しアドレナリンを世に出した。残念なのは米麹によるウイスキー製造に挫折したこと、ぜひ飲んでみたかった。
 池田菊苗と夏目漱石の交流、高峰譲吉と野口英世の対比、良いものを読ませてもらった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年3月7日
読了日 : 2023年3月7日
本棚登録日 : 2023年3月7日

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