入院中に家族から暇つぶしに読んだら…とわたされた。
本著は2013年に発行された前著の続編だ。「発達障害」が世の中に認知されるとともに、「発達障害者支援法」も改正されるなど学校や会社、医療現場などで避けて通れない状況になっている。しかし、精神科医による診断の不一致など専門医による取扱い基準は一定せず治療もバラバラ、復職支援や就労支援もサービスの質が担保されないまま金儲けで参入してくる事業者も少なからず、またスクールカウンセラーや公認心理士による支援も海外ほど充実していない。それらの問題点を赤裸々に話すことにより現場への警鐘を鳴らしている。本著をわざわざ世に出すということはよっぽど現場が酷いことになっているのだろう。さらに第3巻も期待したくなる一冊だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月30日
- 読了日 : 2024年1月30日
- 本棚登録日 : 2024年1月30日
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