なるほど、独裁者のプロパガンダの手法をここまであぶり出した本はないだろうな。グラフィックデザイナーである著者の視点が面白い。
この本も図書館の新着コーナーに配架されていたものを手に取った。
現在ではSNSで情報が得られる時代、ただしフェイクもある、いつの時代でも国が発信する情報をどう捉えるかは受け取る側の感性と知性に頼るしかないのだろう。
感性と知性、でも、これほど脆弱なものはない。自分の生活に余裕がないのであれば足元を固めるための自国ファースト、ナショナリズムに進むしかない。
とにかく、為政者は自分の権力とその維持のため、為政者が発信する情報は操作されているることを前提に、我々は受け取ることが必要だ。
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- 感想投稿日 : 2019年11月3日
- 読了日 : 2019年11月2日
- 本棚登録日 : 2019年11月3日
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