実写映画ノベライズ 思い、思われ、ふり、ふられ (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社 (2020年6月19日発売)
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本棚登録 : 320
感想 : 12
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少女マンガが原作の映画のノベライズ本。どうやら、少女のお喋りの中に、僕は首を突っ込んでしまったみたい。その会話が目まぐるしい。登場人物は主に4人。皆高校一年生。
市原由奈は大人しいタイプ。そこへ、二週間前に知り合ったと言う、山本朱里が背中をポンと叩く。下を見ないで桜を観ようと言う。
二週間前に、母親と制服を買いに百貨店に出掛けて、自分の財布とスマホの入ったバッグを預けてしまい困っていたところ、由奈と偶然会って「お金を貸してください。」と頼んだと言う。次の日、返金で出会ったら、帰る道が同じで、自分たちが同じマンションに住んでいる事が解る。又、通う高校も一緒だった。
由奈は昔絵本で読んだ挿し絵の王子様が好きで、初恋は絵本の王子様だと言うのだが、その絵本の王子様そっくりの自分と歳が同じ位の男性とエレベーターで出会ったとい言う。
なんだかんだ言って課題を一緒にやる事になって、由奈は朱里の家に行く。そこで再開した王子様が、朱里の弟の理央だという。両親が再婚して、姉弟になったという。
数学をその弟に教えてもらっている間に、朱里はコンビニに買い出しに出かける。そこで、出会ったのが乾和臣。同じマンションに住む。由奈の幼なじみで、由奈は彼には男性として意識をしない。朱里は彼のことが分らないという印象を持つ。
この4人が思い、思われ、ふり、ふられて、学園生活を過ごす一年。夏祭り、文化祭、冬の進路相談。青春している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恋愛小説
感想投稿日 : 2020年8月30日
読了日 : 2020年8月15日
本棚登録日 : 2020年8月6日

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