読み終えて、今回のタイトルを改めて思い出すと目頭が熱くなった。
今回、話の中で何度も同じ情景とフレーズが繰り返される。その場面はなんだか自分が夢を見ているような、酩酊しているかのような心地にもさせられた。
まるでループものの映画を見ているような感覚に陥る。
そんな中でも、マメの強い感情が噴き出す出来事があったり、妖人に対しての謂れの無い差別があったり、心を揺さぶらることも多かった。
マメ(トウ)の行為は許されるものでは無いけれど、辛い現実・施設から逃げたことでウロさんに出会えたことが幸運・更正のきっかけになっていて、ウロさんがこんなに作品の鍵になっていたとは衝撃的だった。
あまり頼りない人なのかな、と勝手に思っていたが、今回、ウロさんの株が爆上がりした。
また脇坂のマメへの許し方がある意味男らしく、Y対2人の洗足家への愛が感じられる。
青目はマメと同じように、伊織の家に受け入れられたのに、こんなにも道が違ってしまったのだろう。
マメ(トウ)と青目の性質はとても似ていたのに、、、。と少し悲しくもなる終わり方だった
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年6月10日
- 読了日 : 2022年6月8日
- 本棚登録日 : 2022年6月6日
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