文章は流れるように、心地よくて清涼感のある物語。
凛一や氷川、省子たちの心情は強かったり激しい場面もあるけれど、あくまで静かで流れるような話だった。
凛一、氷川、省子、千尋、正午の不確かな繋がりかたの人間関係がなんともいえない。
時代が1970年代後半。
もちろんスマホも無ければ、携帯電話すらみんな持ってない時代。自宅に電話しないと、自分からしっかり動かないと連絡すらとれない時代のゆったりした恋愛の流れが穏やかでよかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月29日
- 読了日 : 2023年9月29日
- 本棚登録日 : 2023年9月21日
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