日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2014年12月12日発売)
3.15
  • (11)
  • (49)
  • (118)
  • (25)
  • (7)
本棚登録 : 819
感想 : 103
4

かの『21世紀の資本』の要点がこれでつかめたなどとはおよそ思わぬも、あれに挑もうという気力というか能力を持ち合わせていないので、これを選書した。先日読んだ水野和夫著『資本主義の終焉と歴史の危機』なり、現在読んでいる駒村康平著『日本の年金』なり、共通して資本主義社会における格差拡大のメカニズムが説かれている。こと日本に焦点を絞ると、いずれも非正規労働者の増加が所得格差の象徴として問題視されている。端的にまとめるには至らぬが、読み進めるほどにその事はさしたる問題ではないように思えてきた。先進国における貧困の概念をはき違えないようにしなくてはいけない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年2月21日
読了日 : 2015年2月21日
本棚登録日 : 2015年2月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする