中国明末のメディア革命: 庶民が本を読む (世界史の鏡 情報 4)

著者 :
  • 刀水書房 (2009年2月1日発売)
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感想 : 3
3

09/6/24
 
 48p
「『史記』と『漢書』」(2008.11) では,蔡倫が紙を発明したとなっていたが,本書では冨谷至『木簡・竹簡の語る中国古代』により,蔡倫は紙を包装材料から,書写材料に改良したひとと認識があらためられている。
(50p)
「書物の形態(の変遷・発展)と印刷術の発明」 その関連性に言及している。 従来,個々に説明されることはあっても,この関連性・連動性について述べたものは少ないとおもう。
巻子本=⇒蝴蝶装=⇒包背装=⇒線装。  印刷術の発明・その量的拡大・(本書ではふれられていないが,麻紙・楮紙から)竹紙へ
126p 評点の用語解説


読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 文献学・書誌学
感想投稿日 : 2009年6月29日
本棚登録日 : 2009年6月29日

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