賭けるゆえに我あり

著者 :
  • 徳間書店 (2009年8月26日発売)
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本棚登録 : 54
感想 : 9

著者は30余年のキャリアを誇る生粋のギャンブラーであり、 カジノで勝つ為のマインド、エッセンスが流麗な筆致で綴られている。

森巣氏が説く賭人の器量を決める四大要素とは。


・勝ち逃げがてきること。

・上手な負け方を学ぶこと。

・ツラが取れること。勝負度胸があること。

・資金管理ができること。


なによりも興味をそそるのは、大金を得たにもかかわらず、地獄への扉を開いてしまった人達の逸話が株多く紹介されていること。

他人の不幸は蜜の味ではないが、破産した人のエピソードって悲惨でありながら、どこか滑稽で笑えてしまうところがある。

ちなみに著者の息子さんは数学の博士号を持ち、ゴールドマンサックスで辣腕トレーダーとして働いていたらしい。

血筋は争えないってことか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2010年4月11日
読了日 : 2010年4月11日
本棚登録日 : 2010年4月11日

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