町の噂といったら、くだらない恋愛話ばかり―退屈していたトラ猫ミセス・マーフィの前に運良く(?)事件が。銀行のコンピュータにウイルスが侵入し、データから大金が消えたのだ。さらに、ミセス・マーフィと相棒のコーギー犬タッカーは不審な血の付いたバイクを発見。が、人間たちに知らせてもわかってもらえず、そうこうするうちに、近くの森で死体が見つかって...キュートなトラ猫ミセス・マーフィの活躍、第4弾。
トラ猫ミセス・マーフィとコーギー犬ティー・タッカー、デブ猫ピュータなどなど猫と犬が大活躍するシリーズの第4弾です。主人公ハリーが元夫のフェアと恋人候補(?)のブレアに挟まれて事件に集中できないのを横目に、今回もマーフィー達が捜査に犯人との対決に奮闘します。三毛猫ホームズはしゃべったり考えたりしていることが文章にはいっさい出てきませんが、マーフィー達はとにかくしゃべるしゃべる! ハリー達に自分の言葉が通じないのがもどかしくて仕方ないけど、そこを何とかカラダを使って証拠の在りかや危険が近づくのをハリーに伝えます。最初は人間と動物のセリフがごっちゃになって読みにくいなあと思った本シリーズですが、4作目ともなると慣れてきて愉快に読めました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年5月15日
- 読了日 : 2014年5月15日
- 本棚登録日 : 2013年7月24日
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