現場のプロがやさしく書いた Webサイト運営・プロデュースの教科書

  • マイナビ (2013年5月24日発売)
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感想 : 4
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少し古い本なので、ツールの情報などは古いところがあるものの、考え方は普遍的なところが述べられている。
ウェブを扱う人全ての人に読んでほしい良書。これからのウェブ運営の指針にしたいことが多く記載されており、今後も何回か読み込みたいので★5つ。

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・最も重要なのは「初期露出」
・どんなコンテンツも、ターゲットが求めていないものは、拡散されない。
・口コミされやすいコンテンツは「統計データ型」「プロが教える系」
・「悩み系ワード」を意識。商品やサービスが購入される最も大きな理由は、ユーザーが「悩み」を解決したいから。
・ユーザーに「あっ、気になる!」と思わせるタイトルをつけるのが理想。
・購入者の多くは「販売者自信が発している情報」よりも、「第三者による客観的な評価(レビュー)」を重視する傾向にある。
・長文を読ませたいときは、行間160%以上。
・セリングは検索者が検索結果に求めるものではなく、したがって検索エンジンが上位のランキングを与えたいものではない。
・SEOの中期目標は「顧客育成」と「オンライン資産の形成」
・求めている情報がなく売込みばかりのページを見せられても、それが検索者の役に立つことはなく、むしろ体験を悪化させるだけ。セリングだけで構成されたサイトというのは、広告だけで構成された新聞や、CMしか流れないテレビ局のようなもので、利用者が訪問する動機となるものが存在しない不完全なもの。
・広告の本当の役割は、「商品について知ってもらうきっかけを作ること」であり、「実際の商品力以上に見せかけて強引に買わせること」ではありません。
・ソーシャルメディアにおいては、ネットユーザーの問題解決に役立つ情報を提供し、それをユーザー自身がソーシャルメディア上で他のユーザー共有するのをサポートする立場をとることが肝要です。
・ソーシャルメディアをマーケティングに活用するメリットのひとつとして、広告宣伝費を徐々に削減できることが挙げられます。一方通行の売り込みをやめて、顧客kのロイヤリティを得ることに成功すれば、勝手にユーザー間で口コミを広げてくれるからです。
・最近、いわゆるアクティブサポートを実践する企業が増えています。迅速な対応で問題が解決したというユーザー体験は、感謝の念を添えてクチコミされます。顧客サービスがマーケティングのいち要素になっています。
・クラウド導入時に大きいのは、現状のままでいたい人からの反発です。この時に経営者のリーダーシップが必要になります。
・Googleのキーワードツールで複合ワードを調べる。
・品質スコアを上げるために一番重要なのは広告文のクリック率です。
・不満の声をサイトに掲載することによるメリット:情報を正直に公開しているということにより、企業(サービス)の透明性が上がり、結果的に信頼獲得につながる。事前に商品の不満点を把握できるので購入前の期待を裏切る可能性が少なくなり、結果的にクレームが減る。
・SNSが発達した現在のウェブで、自社にとって都合の悪い情報を隠蔽し続けることはほぼ不可能です。万が一、企業が自社サイトで情報を公開していなくても、すでにユーザーは、自分自身のメディアを祖融資、自由に発言する権利を確立しているから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年1月2日
読了日 : 2018年1月2日
本棚登録日 : 2018年1月2日

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