エンデ生誕100周年記念、ということで、「エンデに見出された」と冠されることの多いラルフ・イーザウさんが企画した
「はてしない物語」のパスティーシュ第一弾。企画者であるラルフ・イーザウさんの著作です。
「ネシャン・サーガ」や「暁の円卓」などでご存知の方も多いかも。
主人公は「カール・コンラート・コレアンダー」、気の弱い金縁眼鏡の青年です。
そう、「はてしない物語」冒頭に登場する、バスチアンがあかがね色の本をこっそり拝借したあの古書店の主人。
バスチアンの前の救世主の若き日の物語が語られています。
訳文ならでは、の不自然な言い回しなんかが少しばかり気になりますが、「はてしない物語」をかつて読まれた方ならきっと楽しめると思います。
記憶の引きだしに「はてしない物語」が眠っている全ての大人の方に。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2009年8月20日
- 読了日 : 2009年8月20日
- 本棚登録日 : 2009年8月20日
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