罪の余白 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年4月25日発売)
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本棚登録 : 2791
感想 : 214
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私のイヤミスの女王、芦沢央さん。この本は何といっても、娘の友人のえぐい性格描写と、復讐に燃える安藤、同僚の早苗の心の変化を捉えた秀逸な作品であった。大学講師の安藤、妻は8年前に他界。娘・加奈の育児を懸命にこなし高校生まで育てるが、加奈は友人達より嫌がらせを受け、罰ゲームによって間違って転落死する。加奈の日記を見つけ、安藤は復讐を計画する。そこに、私の興味をそそるエキセントリックで美人の同僚准教授の早苗が場の空気を読まず随所に登場し安藤を陰ながら助ける。早苗の登場により一気に私のツボにはまりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 女性の強さ
感想投稿日 : 2020年8月11日
読了日 : 2019年11月11日
本棚登録日 : 2020年8月11日

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