僕の神さま

著者 :
  • KADOKAWA (2020年8月19日発売)
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本棚登録 : 1247
感想 : 130
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芦沢央11冊目。見どころはラストの怒涛の展開。小学校4年生の主人公・佐土原君と神様と言われる水谷君の話し。何でも解決してくれる水谷君。お爺ちゃんのアレルギーの原因、川上さんが絵の具の水をかけられた理由、騎馬戦で勝つ方法、失踪した4歳の子どもの居場所。また川上さんが父親から虐待されている事実を知り、川上さん、佐土原君、水谷君は大人に託すが川上さんが父親に殺されてしまう。この話しは貧困、いじめ、虐待が絡み、さらに友人とは何か?についても深い。芦沢さんが読者のバイアスを上手く利用することで切なさを助長した。⑤

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恐怖、ホラー、グロテスク
感想投稿日 : 2021年12月1日
読了日 : 2021年12月1日
本棚登録日 : 2021年12月1日

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