最後、佐竹との一騎打ちは壮絶だった。吐き気を感じるこの感覚、ストロベリーナイト(誉田哲也)以来。その一方、お互い殺すか殺されるかの紙一重の中、雅子は最後の最後で佐竹への愛を示す。この矛盾あるいはカタルシスを読者がどうとらえるのか。弁当工場の4人が家庭崩壊・経済崩壊で、生きるのに精いっぱいの中、死体解体。ただ、雅子のパーソナリティ・行動に何故だか惹かれる。ある意味男らしく、エキセントリックだからだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
恐怖、ホラー、グロテスク
- 感想投稿日 : 2020年8月19日
- 読了日 : 2018年7月30日
- 本棚登録日 : 2020年8月19日
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