芦沢央さん、何冊目なんだろう?と確認したら7冊目。タイトルどおり、汚れの拡大、すなわち自分の立場を徐々に悪化させていく。自分の中ではパニックストーリーとして楽しめた。特に「ミモザ」が一番のパニック。料理研究家の美紀子がかつて付き合っていた瀬部と自分のサイン会で出会い、金を貸す。瀬部は美紀子に付きまとい、最後には瀬部が自宅に来て、美紀子、旦那の3者の修羅場。美紀子のプライドの高さと尊厳欲求の強さが、瀬部にタカラレるという結末に至ってしまったのかな?と思う。美紀子の堕ちていく様が見ものであり、ゾワゾワした!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
恐怖、ホラー、グロテスク
- 感想投稿日 : 2021年2月16日
- 読了日 : 2021年2月16日
- 本棚登録日 : 2021年2月16日
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