夜が暗いとはかぎらない

著者 :
  • ポプラ社 (2019年4月11日発売)
3.66
  • (90)
  • (213)
  • (199)
  • (26)
  • (7)
本棚登録 : 2030
感想 : 190
4

寺地さんの本、すでに4冊目。特徴的なのは静かな内容ながら、相手と自分の関係性、自分の考えが通らない、何故相手はそう考えるのか、などの激しい心の葛藤が「見物」なのだろう。人それぞれ葛藤を持ちながら生きていく。子どもも大人も。その中で相手と妥協し折り合いをつけていく。しかし、その相手に「こころ」を感じることができれば納得できるが、それを感じない時「葛藤」を起こすのだと思う。登場人物が若干分かり辛かった印象は否めないが、時々インパクトがある「あかつきマーケットのゆるキャラ・あかつきん」が明かりを灯してくれた。④

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 不思議な話
感想投稿日 : 2022年4月6日
読了日 : 2022年4月6日
本棚登録日 : 2022年4月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする